打たれ弱い族が公演の主催をやるには
こんにちはぶった斬れのベティです。
私が演劇しだしてもう7年とかです。
しかも主宰という立場をしだして5年ほど
疲れた(´*ω*`)!!!
いやー、主宰って大変なんですよねぇ。
でもやっぱり楽しいから止められないし。
演劇はシャブですわ。
ズブの素人が演劇を続けれるってのも有難い話で周りの方の支えでここまできましたね〜
1番打ちたかったレズビアンを題材にした公演を打てたり…感動です。
今後は形は変わるかもしれませんが何か創作していけたらなぁと、思ったりしてます。
で、なんですが
今から公演を打とう、劇団を持とうとしていらっしゃる『打たれ弱いけど演劇したい族』の皆様。
必要なものは何か、何からすればいいのか
わからないと思います。
私もいまだにわかりません。
ですが、お役に立てるほどではないですがなんとなく得た知識をまとめておきますのでなにかに迷った時はこの記事を頼りにしてみてください。
それでは演劇をするに当たっての準備を説明して行きます
①覚悟
とりあえずいちばん最初に用意するのはこれです。
打たれ弱い族はここの時点で100人中2人まで絞り込まれると思います。
何があっても公演を成功させるぞ、という意気込みなくしては今から始まる地獄に耐えられません。死んでしまいます。
②5~10万円
規模にもよりますが最低でも手元に5万円あれば小屋代、フライヤー代、その他雑費含めて安心です。
特に打たれ弱い族は後々演劇で病みすぎて仕事したくない病にかかりやすいので手元の金は調子のいい時に溜めておきましょう
③小屋(公演場所)
とりあえず公演場所を決めてお金を払ってしまいましょう。
そうしたらもう逃げれません。
自分を枷に貼り付けるのです。
④練習場所
区民センター等がメジャーです区民センターは早めに取っときましょう。
が、事務所借りちゃったら楽ですよ。
裏技ですが京橋や西成とかの酔っ払いご機嫌ジジイがやってるお店は謎に賃貸を持ってる人が多いので『演劇やってるんですよー!』というと部屋を貸してくれるかもしれません。
だいたいここまでが5ヵ月前~4ヶ月前
打たれ弱い族は一年前に用意しようとしても結局ギリギリになるので早め早めの行動を心がけましょう
⑤役者
役者集めです。
Twitterでもよし、Facebookでもよし、横の繋がりでも良し。集めましょう。
この時に練習時間、ノルマの有無、練習場所、公演日時、等などを話せたら親切です。
そして役者を煽てて煽ててゴマをとことん擦ってあげましょう。
この後からどうせ役者は狂気のメンタルに陥っていくのです…一時でも天国を見せてあげましょう。
⑥スタッフさん
音響さん、照明さん、舞台監督さん、制作さんを集めます。
スタッフは演劇の素人の方であれば多少高くても場数を踏んでるスタッフさんを選んだ方がいいです!
特に舞台監督さんには力を入れて!
主催の参謀的役割をしてくださる方です。スタッフ全体を見てくれる人なので…(まぁ、私が当たった舞台監督さんが大正義なのもありますが)
分からないことがあったらスタッフさんに聞きましょう!
自分で解決しようとしてはダメです!!!!
足掻いて溺れるより止まって救出を求めましょう!
⑦チケットフォーム
カルテット・オンラインがおすすめです。
役者個別フォームも作れるし、めっちゃ便利です!
ただ、機械に疎いとなかなか難しいですがプチ発狂位で出来ました。
⑧フライヤー
チラシですね。
あらすじ、公演場所、キャスト、スタッフ等【劇団 フライヤー】とかで調べればいっぱい出てきます!作ったら挟み込みなどをしたりバーとかに置かしてもらったりして宣伝しましょう!
ここで4ヶ月~3ヶ月前
絶対3ヶ月前には公演場所、練習場所、役者、スタッフは確保しときましょう。
集客系はできるだけ早めにしましょう!
⑨精神力
もうここからは「台本いつできるの?」「すみません…遅刻します…」「すみません…今日練習行けません…」「音響照明のきっかけはこちらでいいですか?」「舞台監督さん(不在着信)」等で精神がゴリゴリに削られます。
うわぁ〜〜〜、皆敵やぁ〜〜〜!!!!!家燃やしたら楽になるんか〜〜〜😭😭😭
という錯乱状態になりますが落ち着いて、一つ一つを解決すればいい話です。
絶対後回しにしない。
絶対後回しにしない!!!!
出来てない場合は「すみません、まだ出来てません」とお伝えしましょう。
正直にいえば誰も怒りません。
役者の遅刻と当欠は予想の範囲に入れましょう。アイツらは宇宙人なので何を言っても無駄です。
⑩台本
えっ!?ここで??って思うでしょ。
ここでになります。
もう。やってみたらわかる。そんなんすぐに完成出来へん。人間やもん。無理。ちょっとづつ書いて一ヶ月前に完成できたら上等。うん。そんで堂々としときましょう。セリフも変わっていくかもやし、「ほならお前ら書けるんか!?!!?あ!?!!?」と泣き散らしましょう。メンヘラの女みたいに泣くのが効果的です。
ただ音照のきっかけセリフは変えないこと!!!!!!!
ここを変えてしまうとややこしいです!
「このセリフ言うたら明かり入る」みたいな所は変えないようにしようね。
この辺で1か月前位
台本完成して、音照のきっかけが決まって、役者とも色々あったけど打ち解けたりして1か月前。
この1か月前からが1番地獄です。
⑪金
もうそろそろチケットの売上見込みや役者に払うならギャラ等など金のことを見ていかなあきません。
ここで赤字なら間に合わせれるように鬼働くか、鬼チケット売りましょう。
物販するなら作らなあかんしここで一番最初に貯めといた5万~10万が役に立ちます。
でも正直な話赤にならんかったらええくらいのもんです。
小劇場で丸儲けしたいなんてやめましょう。
志高いのは良いですが、身の丈にあった演劇をしましょう。
払われへん、というのが1番かっこ悪いし最悪です。
これだけはマジで信念として心に留めといてください。
長く書きますが、スタッフさん達はボランティアじゃなくてビジネスです。
でもその分わがままもいっぱい聞いて貰っていいと思います。
しかしマジで未払いはやめましょうね。
⑫小屋入り
小屋入りして居るものとかは制作さんに任せた方が早いです。
本番のことに関しては劇団やスタッフさんでやり方が変わってくるとは思うので書きませんが大体打たれ弱い主宰はゲネまで何もすることないです。
邪魔になるので楽屋でぱりんこでも食べときましょう。
たまに役者に「動いてくれてありがとう〜」って言う係です。
⑬ゲネ
リハのことですね。
くっっっっっそわがまま言いましょう。
ここで作品の形が決まってくるので妥協は必要ないです。
あなたの作品なのですからどれだけ偉いスタッフでも怖がらずに。
謎に偉そうにしてくるスタッフがいてますが「金払ってんのどっちやねん黙っとかんかい」という心で威圧しないといい作品はできません。
魂を鬼にしてこだわりましょう。
熱い気持ちが伝わればより良いものができます!!!!芋らず頑張って!!!!
⑭本番
あなたが役者として出ないのならば袖からじゃなく客席から見た方がいいです。
大体は
初日 〇
2回目 △
3回目 ✕
4回目 ◎
という成績表に落ち着くかもしれません。
ですが全て◎にするには貴方が絶対に「不機嫌」になってはいけません。
貴方はボスであり作品の親です。
真にいいボスはやる気を出させてくれます。
ダメ出しで役者やスタッフを恐縮させて自由度を奪ってはいけません。
もしなにか気に入らないことがあれば怒らず優しく伝えましょう。
気合を入れるのもパフォーマンスです。
傷つけるような事は言わず、計算して全てのバランスを取りましょう!
⑮バラシ
切ないですが終わりは来ます。
あっという間にバラシです。
まぁここでもすることないんで残ったお菓子食べ係でもしといて、そのあと売上精算とかですかね。
その辺は制作さんとか舞台監督さんに任せましょう。
⑯支払い
諸々支払いです。
しつこいですが未納はやめましょう。
その時払えなければ、いついつまでに払うか決めて払っていきましょう。
⑰打ち上げ
打ち上げ会場は繁忙期でなければ前日くらいに決めといたら大丈夫かと。
これも制作さんに投げていいと思います。
⑱終わり
長々と描きしましたが演劇が開催から公演までは私はこんな感じです。
バリげろ大変です。
並大抵の心じゃやっていけません。
けどその分得るものも多いです!
お金だけでは買えないものが確かにあります。
演劇に興味がある人、したい人はここのまとめを読んで自分でアレンジしたりしてみてください。
それでは長いことありがとうございました。
ちゃお!